名詞について
英語では、日本語と違って名詞に関して決まったルールがあります。
まず、名詞は数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)に分けられます。
可算名詞とは?
可算名詞とは、名の通りそのものを数えられる名詞のことを言います。犬(dog)やペン(pen)は1匹、2匹と、ペンは1本、2本と数えられるので可算名詞です。
そして、可算名詞は「普通名詞」と「集合名詞」に分類できます。
普通名詞は本(book)、電話(phone)などひとつのモノを示すのに対し、集合名詞は集合をひとつのモノとして扱います。例えば、家族(family)は複数の人で構成されていますが、ひと家族として数えることができるため、可算名詞になります。
不可算名詞とは?
不可算名詞とは、そのモノを数えられない名詞です。例えば水(water)は分子レベルで見れば数えられるかもしれませんが、一般的に水を数えるということはできないので、不可算名詞となります。ただし、コップ1杯の水とすれば、1まとまりとして水を数えることができるので、その際は可算名詞として扱われます。
そして、不可算名詞も「固有名詞」、「物質名詞」、「抽象名詞」に分類することができます。
固有名詞は特定の物、人、場所を示す語です。大文字で書き始めます。東京(Tokyo)や月曜日(Monday)、Tomなどの人名がそれにあたります。
物質名詞は液体や気体など存在はするものの一定の形を持たないものをいいます。コーヒー(coffee)やガス(gas)などは、容器などに入れれば数えられるものの、そのもの自体では数えられないので不可算名詞に分類されます。
抽象名詞は、形のない、概念や抽象的なもの、性質や状態などの無形のものを指します。平和(peace)や価値(value)などの名詞はこれにあたります。
名詞の文法
可算名詞に関して、単数形の際にはa(子音)/an(母音)をその名詞の前に着けます。a bookで1冊の本、an eggで1つの卵を表すことができます。
また、複数形の際には語尾に~s/~esをつけます。いくつかのの本(some books)、たくさんのお皿(many dishes)のように使われます。
そして、言及しているものが特定の物の場合や、以前に文章内で言及されているものの場合はtheを付けます。